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2013年7月16日 (火)

ガレージライフTips.04 ガレージと主婦動線

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なかなか好評なガレージライフTips.シリーズ。

今回はガレージとリビングルームの関係について。

ガレージって、想像以上に場所をとります。

一般的な屋外駐車場の大きさは幅2.5m長さ5.0m程度と言われています。

でもこれはあくまでも駐車場としての寸法。

「ガレージ」として、その空間を愛車とともに楽しむとなると、

その寸法ではちょっと足りません。

特にガレージの幅です。

ガレージ内で車内の掃除をしようとすると、

クルマのドアはガバッと開けたくなります。

もちろん、壁にはぶつからない状態で。

となると、1台ぶんのガレージの幅は、理想では3m近く必要になるんですね。

そうすると、3m×5mで15㎡。畳にして9帖です。

2ドアのスポーツカーなんかですと、一枚のドアが長いですから、

尚更注意が必要になります。

さらに、ガレージに隣接して趣味の部屋を6帖程度設けようとすると、

あっという間に1階のほとんどを占めてしまいます。

都内の一般的な宅地ですと、これに玄関と階段を加えたらもう一杯です。

そんな訳で、リビングルームが2階に配置される事になります。

この場合気をつけなければならないのは、いわゆる「主婦動線」です。

奥さんにとって、家は「住まい」であると同時に「仕事場」。

いかに効率よく仕事ができるかを考えなくてはなりません。

例えば、キッチンと浴室や洗面所が別の階にあると、

奥さんは毎日何回も階段を上り下りする事になります。

さらに、洗濯物を干す場所が洗濯機と別の階にあったりすると、

洗濯が終わったばかりの、濡れた重い衣服を担いで階段を上り下り。

これではたまったものではありません。

この主婦動線、やはり同一階に綺麗にまとめなくてはならないのです。

綺麗に家を住みこなしてもらう為の、設計に於けるテクニックとも言えますね。

写真は、2009年に建てた仙台の住宅

1階は2台ぶんのガレージと子供部屋2室、そして和室の客間という構成。

次回ガレージライフに登場予定です。お楽しみに。

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