ガレージライフTips.06 換気扇について
ガレージに無くてはならないもの、換気扇のお話。
今まで何十棟ものガレージ住宅を手がけてきましたが、
特殊な換気扇を採用したのは1戸だけです。
それは所謂ダクトでマフラーから直接排気ガスを引っ張るタイプ。
プロの整備工場で使用するようなシステムです。
クライアントの「憧れ」で付けました。
でも、本当にこれ必要なのかな?って思っています。
僕がクライアントに必ず伝える事の一つとして、
「ガレージ内での長時間暖気運転は絶対に避けてください」
という文言があります。
たとえ大きな換気扇が回っていたとしても、
所詮機械です。いつかは壊れます。
暖気中に万が一換気扇が壊れたら…
気がつけば家の中に排気ガスが充満して、
意識朦朧な状態となり、下手すれば家族全員亡くなります。
機械を過信してはいけないのです。
長時間暖気運転はしない事を前提に、換気扇自体は、
ガレージが2台分であればオーソドックスな直径25cm程度の
もので十分です。
エンジンいじりが好きで、キャブレター調整がしたいという場合は、
必ずシャッターを開けて作業してください。
修理工場の基本です。
意外に思われるかもしれませんが、
普通の修理工場には排気ガスダクトなんて滅多にありませんから。
そして、もう一つ大事な事は、換気扇で排気ガスを排出する為には、
室内への空気の入り口も必要という事。
通常レベルであれば、シャッターの隙間で十分ですけどね。
換気扇に付属させると便利なものがあります。
それは「遅延スイッチ」
ガレージからクルマを出すと、しばらくは排気ガスがガレージ内に残ります。
出がけにシャッターを閉めた後も、しばらく換気扇が作動しているように
遅延スイッチを組み込むと便利です。
もちろん、帰宅後クルマをしまってガレージを離れる時も、
換気扇のスイッチを切ってからもしばらく回り続けますから、安心です。
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コメント
ガレージでの換気は確かに重要ですね。
特殊な事例ですが、先日ガレージを閉め切って塗装していたバカな友人が、かなり気持ち良くなってました(笑)。
風が強いのでホコリが入るからシャッター閉め切って塗っていたそうです。
全治1日。気持ち良くなった後にかな~り強烈な吐き気が襲ってくるそうですよ(爆)。
我が家のガレージは幸か不幸か二方向しか壁がないので、そういう不幸?な事故はあり得ないですが、さすがに真冬の作業は寒いので壁とシャッターを考えねば。
その時は換気扇2基付けます(笑)。
投稿: くみちょう | 2013年7月31日 (水) 08時33分
塗装の場合はかなり慎重な換気対策が必要ですよねぇ。
塗装にホコリは大敵ですが、
そういう場合は給気口にフィルターを付けて、
換気扇はガンガン回す!
これに限りますね!
投稿: 山本健太郎 | 2013年8月 2日 (金) 18時06分