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2013年8月28日 (水)

ガレージライフTip's08 シャッターのお話3

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シャッターのお話、第3回目です。
必ず悩むのが、
シャッターが良いのか?
オーバースライダーが良いのか?
根本的に動き方が全く違うのですが、
性能的にはさほど変わりはありません。
では何が違うのか?
まず、選べる素材が違います。
シャッターは、細いスラットと呼ばれる部材を
リンク状に繋ぎ合わせて面にします。
その構造上、選べる素材は基本的にスチールかアルミだけです。
仕上げとしてはスチールに塗装するか、
アルマイト処理されたアルミか、
の選択になります。
それに対してオーバースライダーは、
1枚、または複数に分割された「面」で構成されているので、
スチールやアルミを選択したとしても、
意匠的にはスッキリとした「面」を作る事が出来ます。
さらに、「木」も選択肢に入ってきます。
木のオーバースライダーは質感が高いですね。
高級感が出てきます。
ただ、注意したいのは雨対策。
出来るだけオーバースライダーの上には庇を設けて
雨がかりを防ぎます。
これが無いと、パネル下部が雨の跳ね返りで変色します。
天然の木ですから当然劣化はしますし、
それがいい味を出してもくれるのですが、
敷地に余裕があれば庇を設けたいところですね。
と、ここまでは外観上のお話。
インテリアに目を向けてみると…
シャッターの場合、シャッターケースを天井裏に隠してしまえば、
ガレージ内に見えてくるものは何もありません。
シャッターのメンテ用に天井点検口があるだけです。
非常にすっきりしますし、愛車を照らす照明計画も自由です。
余談ですが、最近は滅多に見ませんが、
シャッターケースを外壁側に出すのはみっともないですよね(笑)
きちんとデザインされた上でなら良いですが、
適当にやるのはヤメましょう!
で、オーバースライダーの場合はどうか?
これが結構悩ましいのです。
悩ましいというよりは、どうにもならない(笑)
構造上、緩くカーブしながら天井面に水平に収まる仕様なので、
スライダーを開けている時は天井を塞ぐ事になります。
ですので、それを避けた照明計画とせざるを得ず、
設計者としては頭を悩ませます。
ダウンライトなどはレイアウトが難しいですね。
また、スライダーを上に引っ張る為のモーターとレールが
ドーン!と開口部両サイドと天井に見えてきます。
これも好みの分かれる所かと…
以上、それぞれのメリット・デメリットを考慮した上で
セレクトしてくださいね!
写真は木製オーバースライダーを採用した足立区のVoid in Void。
当時の愛車Alpine LeMansと。
竣工後9年経ちますが、深い軒先のおかげで綺麗な状態を保っています。
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